どんな店?

どんな店?

酒庫なりよしは、福岡市を一望する油山市民の森に近い福岡市城南区樋井川6丁目にあり、福岡高速5号線の堤インターを降りて5・6分(信号のタイミングでは2・3分)のところで、夫婦二人で商いをする小さな酒専門店(地酒・焼酎・ワイン)です。

基本的には顔の見える商売を心がけていますので、ネット通販は積極的に行っていません。また、通常の酒屋が行う一般のお客様への配達は行っていません。

取り扱うお酒は、一般的には殆ど知られていない銘柄ばかりですが、産地や名前・ブランド力、流行りやマスコミによる影響などは一切関係なく、造りや造り手そして何よりも重要な味を基準にして、縁があった蔵元さんの造るお酒を取り扱っております。また、売れる売れないではなくお客様に「旨い!」と自信を持って言えるお酒しか取り扱いをいたしません。
そんなお酒をお客様に飲んでいただきたいからです。

どんな酒?

こんな事を言うと一部の蔵元さんに「えっ?」っと思われそうですが、実は、「純米」「アル添」にはこだわっていません。健康志向や本物主義などと言ったレベルの話ではなく、飲んで本当に旨いお酒で酒庫なりよしの基準に合うお酒であればOK牧場!ただし、お客様の購買思考により品揃えは純米系が多いです。

いくら有名なお酒でも、どれだけ話題のお酒でも、めちゃくちゃ人気のお酒でも、店主が“旨い”と思わないお酒は取り扱いません。

吟醸・大吟醸(もちろん純米吟醸・純米大吟醸も含みます)は、穏やかで自然な吟醸香と味わいのバランスが整っているお酒。(昔は香り付けをしたヤコマン酒というのがありました。今はヤコマンが禁止されていますが、香り系酵母の開発により異常に香り高いお酒が増えています。基本的に香り系・バイオ系酵母で造ったお酒は取り扱いません。)

純米酒・本醸造酒・普通酒につても同様で、純米酒に吟醸香を求めていません。純米酒は純米酒で良いところがあり、吟醸酒には吟醸酒で良いところがあります。
黄色い花を無理やり赤くする必要はありませんし、スポーツが苦手な子供に「なんで上手にできないの」と言うような事は望んでいません。
黄色い花は黄色ですばらしい。赤い花は赤い色で素晴らしい。
勉強が得意な子供は勉強ができて素晴らしい。運動ができる子供は運動ができて素晴らしい。と同じように、そのお酒の持つ本来の個性を尊重し楽しみたいからです。

吟醸系なら温度が上がっても崩れないこと、純米や本醸造ならお燗をしても味が崩れないことも基準の一つです。キンキンに冷やした状態でないと美味しくないお酒は、No Thank You!

配達?

基本的にはお店に来ていただき、お酒を見て、話を聞いて選んでいただきたいと考えています。
一般家庭の配達は夫婦二人のためにお断りしています。飲食店様に関しては、一度ご来店いただいた上で相談ください。

店主なるきち?

店主なるきち・・・通称店長


ある時は酒屋の主人、またある時は武道家、またまたある時はソフトボールプレーヤー、その実態はただの酔っ払い(^^;;
見た目は怖いとたまに(←いつも)言われますが、実は優しい心の持ち主←多分

名前/成吉秀夫
通称/店長、店主、なる、なるきち
BY/1968年(昭和43年)
立場/2児の父で1妻の夫
好き/福岡ソフトバンクホークス、フルコンタクト空手、野球、旨酒、家族
嫌い/バイオ酵母、カプロン酸エチル香気生成酵母
性格/見かけによらず意外と生真面目、口下手、暗からず明るからず普通(中庸?)、頑固←多分
趣味/某フルコン空手(黒帯ではない、試合入賞経験はあり)、ソフトボール(もうそろそろ引退?)
興味/少しランニングしてみよっかな~?、子供達の習い事(空手、ラグビー)
資格/元 きき酒師(更新していないので元)、危険物第四種・電卓検定・トレース検定・情報処理検定を昔


生まれも育ちも福岡市。大学のあとに大阪でお酒の勉強をした後、東京の地酒専門店 神田和泉屋で修行。その後、実家の酒屋に戻り2003年(平成15年)より店主として店を切り盛りする。

東京に行くまでは一般的なナショナルブランドを扱う酒屋でしたが、東京のお店で初めて飲んだ日本酒に衝撃を受けました。それまで口にしたことのある日本酒とは全く違う味、そしてまったく違う美味しさ!
「なんやこれ、バリバリ旨い!同じ日本酒でもぜんぜん違うったいね~!!」
それから地酒の旨さを知り、実家に帰ってきてから少しずつ地酒を増やして業態が変わってきました。

地方で造られる旨い地酒や、造り手の思いや技、そんなこだわりの世界を知ると、その世界の良い面はもちろんそれまで知らなかった部分も知ることになります。

それやったら、黙っていても売れるお酒じゃなくて、小さくても“旨いお酒を造ろう”と頑張っている蔵のお酒を売ろうと思い現在に至ります。

ある蔵元さんからは、「有名銘柄だから我慢して売ればいい」と言われたこともありますが、今考えるとあの時意地を張ってよかった!と思います。
自分の好きなものを大切なお客様に飲んでいただき、喜んで頂く!!最高じゃないですか!

酒庫なりよしのスタイルは、売らないといけないお酒じゃなく売りたいお酒ばかりなので全部のお酒がおすすめのお酒(^^)。ですから、お客様の志向や好みをお聞きしながらその時に入荷しているお酒の中からお選びします。

時には、入荷しても飲み頃ではないお酒があると販売せずに冷蔵庫や倉庫で飲み頃まで待つこともあるんですよ。

純米酒や純米吟醸酒、速醸仕込みや生もと仕込み、山田錦や雄町、冷酒やお燗など、日本酒はバリエーションが豊か。しっかりボディーのお酒が好みの人もいればスッキリスマートなお酒が好みの人もいますよね。そんなお客様の好みや体調をお聞きしながら喜んでいただいたときには、心でガッツポーズ!!

人間にも人それぞれの個性があるように、食べ物にも地方によって味わいが違うように、お酒の個性や銘柄を選ぶのはお客様の好みなので良いのですが、好み以前の問題があるお酒は有名でも人気でも扱わないのでご了承ください。

日本の國酒である日本酒・焼酎。日本の文化である日本酒・焼酎。伝統製法により日本人ならではの発想と環境によって生まれる日本酒と焼酎。そんな日本酒と焼酎のお役に立てるお手伝いができれば嬉しい!そんな酒屋ですが、皆様よろしくお願いいたします。